No.37 植える人、憩う人

昨日は、二十四節気の小雪(しょうせつ)でした。大阪も冷え込んできました。

近所の桜並木の葉っぱが紅葉して地面に落ち、残りの葉が必死に枝にぶら下がっていますが、寒風が吹くたびにヒラヒラと舞い落ちています。まるで我慢くらべをしていた子どもたちが、鉄棒から手を離すような感じで散っていきます!その葉を目で追いながら、心の中で「お疲れさま。また来年も戻ってきてね」と語りかけ、「木の葉1枚落ちるのも神様は、ちゃんと分かっているんだなあ!」と感嘆しながら眺めています。

路面は紅葉のじゅうたんのようです!落ち葉を踏んだ時の、かすかな音と靴の裏の感触を楽しみながら、その区間だけはゆっくりと歩いています。
しばらくこの景色を楽しんで、落ち葉がゆっくり分解されて土に戻り、桜の根に養分として吸収され、また来春きれいな花を咲かせてくれる、その循環を楽しみたいと思っています。

しかし現実は、そうはいきません。何年か前に木の周辺の一部にアスファルト舗装がされました。葉っぱは土に戻ることができません。なので、初冬になると毎朝ご年配の男性2、3人が竹ぼうきで掃除。

舗装のおかげで、砂ぼこりや雨天時のぬかるみは解消しました。が、掃除の手間が増えました。でも、毎朝落ち葉を掃きながら会話の機会も増えているようです。落ち葉で焼き芋をしたらおいしそう!

アスファルトで地面に蓋をして少し残念ですが、これも時代の流れなのでしょう。常にプラスに考えましょう。

「先人木を植え、後人その下で憩う」(中国の格言)

誰かのために今、自分にできる小さなタネを蒔きましょう。1,000粒蒔いても、何粒芽を出してくれるか分かりませんが、結果を気にせずタネを蒔き続けましょう。いつか芽を出し花を咲かせるころには、もう自分はこの世にはいないかもしれませんが、信じた道をまっすぐに、決して焦らず、たゆまぬ努力を重ね、謙虚に、道具意識に徹し、愛と忍耐を持って実践に励みましょう。

真実一路

日常のできごとを、できるだけ深く広く見て、感じたこと考えたことをそのまま書いていきます。 読者の方の気づき、変化、行動、成長のきっかけになれば幸いです。(毎週金曜日 更新) 当サイトは、リンクフリーです。