No.145 再生
あと2枚。
木枯らしが吹いて丸裸になった桜の木の枝先に葉っぱがあと2枚、必死にしがみついています。
数時間後には確実に落ちてしまう葉っぱ。
少し寂しくて可哀想な気もするけれど、また翌年の春には芽吹いて葉を付け花を咲かせ、人、鳥、虫や他の動植物を和ませ活力を与えてくれます。
今年もありがとう、お疲れさまでした葉っぱさん。
翌年に付ける葉の位置や形は今年とは違うけれど、生命の根源は同じです。
人間もいずれ死を必ず迎えます。
この世に必死にしがみついていても、数十年後には確実に逝きます。
少し寂しくて可哀想な気もするけれど、また来世には再生し、世の中をより良くするために周りの人々や動植物のために力を尽くしながら霊的成長の道を歩みます。
今世もありがとう、お疲れさまでした同胞の皆さん。
来世は生まれる場所や姿・顔かたちなどは違うけれど、生命の根源は同じです。
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